こんにちは、モルモル(@morumorublog)です。
今回は、私が2019年末にTOEIC Listening & Reading Test スコアを、1週間で「695」から「800」まで引き上げた対策法を紹介します。
結論としては、対策期間を1週間しかとれなかった私は、リーディングパートに絞って対策を行いました。
短期間でもスコアアップに繋がりやすいのはリーディングパートだと思います。リスニングはある程度慣れが必要であり、より継続的なリスニングの訓練が必要だからです。
参照:TOEIC Listening & Reading Testはリスニングパート(Prat1~4)、リーディングパート(Prat5~7)から構成されます。リーディングパートの内訳は、Part5:短文穴埋め問題(30問)、Part6:長文穴埋め問題(16問)、Part7:3つの長文読解問題(54問)の3パートになります。
早速、TOEIC受験の経緯と、私が行ったスコアアップ対策法について紹介します。
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私がTOEICを受けた経緯
私は現在研究者として働いていますが、最近は英語能力が求められると感じることが特に多いのです。とはいっても、英語の勉強って、なんだが敷居が高いしモチベーションも続かないしどうしたものかなーと考えていました。
参照:研究者として求められる能力・スキルに関しては以下の記事で紹介しています。
そこで私は、モチベーション維持には「明確な指標」が必要だと考え、明確にスコアがでるTOEICで、まずは目標スコアを達成しようと思ったわけです。
TOEIC Listening & Reading Test は新卒の就活時に受けた経験はあり、その時のスコアは「695」。それ以降は全く受験しておらず、これが最高スコアでした。
目標スコアを決めるにあたって、同職種の知人に英語が得意な人がおり、スコア800後半くらいとのことだったので、さすがに少し下げてちょうどキリの良い「800」を目標にしました。
TOEIC再受験を決意したのが2019年の9月くらい。早速同年11月末のTOEIC Listening & Reading Test に申し込みました。対策期間は約2ヶ月くらいあったので、正直まあ余裕だろうなーとか抜かしてました笑
しかしこの時期、本業やプライベートがあまりに忙しくなってしまい、TOEIC対策の時間を確保できないまま、気づいたら受験まで1週間と数日となってしまいました。
(自分の怠惰もあるのですが)それでも、せっかくお金を払って受験するのだから、今からでも最大効率で努力して結果を出してやろう!と考えたわけです。
短期間の対策はリーディングパートに絞ろう
最高スコア「695」の内訳としてはリスニングが「360」、リーディングが「335」でした。両者でほぼ差はないですが、リーディングが少し低い結果です。
これを受けて、リーディングの方がまだ伸びしろはあると考えました。当たり前ですが、短期間で対策するならスコアが明らかに低い方に注力したほうが良いと思います。
また別の観点で、リスニングは英語を聞き取る、という普段はあまり使わない能力を伸ばす必要があるため、短期間の努力では結果が出づらいとも考えました。
一方で、リーディングに関しては普段から科学論文を読むので、英語を読む力そのものはある程度備わっており、あとはテクニカル的な工夫や問題に慣れることさえできれば、短期間でもスコアアップにつながるのではないかと考えました。
つまり、短期間で結果を出すために、よりスコアの低いパート、かつある程度能力が備わっているリーディングパートに注力することに決めました。
これを一般化して考えると、よりスコアが低いパート、かつ自分が心から取り組みすいと思える(苦手意識がない、既に能力があるなど)パートに注力することが、短期間で結果を出すための入り口なのではないかと私は思います。
TOEC対策として使った3つのツール
Part5(短文穴埋め問題):文法問題 でる1000問(アスク出版)
【商品名】TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問 (アスク出版)
アスク (2017-06-10)
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この対策本はPart5に特化した短文穴埋めの問題集です。合計で1049問あります。本文の問題数が30問なので、30倍以上のボリュームですね笑
この問題集の良いところとして、全1049問をランダムに配置した問題リストが巻末付録としてついていることです。私はこの付録のみを活用しました。
本体の内容としては、問題の性質によってカテゴリー分けされており、解説と練習問題が収載されています。解説もわかりやすく、問題量も十分なので、この本を頭から勉強すればPrat5は常に満点近く取れるレベルまで行けると思います。
しかし私の場合、とにかく時間がなかったので、より実践に近い形で膨大な問題量をこなすことをメインに考えました。そこで威力を発揮するのが、1049問ランダム配置の付録というわけです。
対策期間の1週間、この1049問全てを網羅することに命をかけていました笑
5日間で全問題を解き、間違えたところの解説の理解を完了させました。残りの2日間は問題を見て答えを選ぶの作業をただひたすらに繰り返していました。
このパートで最も重要なのは30問を10分以内に完了させるスピードだと思います。スピードを上げるためには、問題の性質、解き方は理解したうえでとにかく問題数をこなすことが必要です。
そのうえ、圧倒的な問題数を誇るこの問題週はうってつけの対策ツールだと思います。
Part6, 7(長文穴埋め・読解問題)対策:新形式精選模試リーディング2
【商品名】TOEIC(R)テスト新形式精選模試リーディング2
ジャパンタイムズ (2019-01-31)
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この問題集は、TOEICのリーディングパート(Part5,6,7)が全5セット収録された模試形式となります。Part5に関しては、上記の1049問集で対策したため、この本に関してはPart6,7のみを解いていました。
この問題集の良いところは、本番試験よりも少し難し目の問題構成になっているところだと思います。
対策期間の1週間、Part6,7の5セット分全て解きましたが、その直後に受けた本番試験のほうが簡単に感じたので、おそらく意図されてそのような問題構成になっているのではないかと思います。
試験本番よりも難しめの問題に慣れておけば、本番でうろたえる確率が少なくなり、気持ちに余裕をもって望むことができます。
解説も見やすくわかりやすいので、おすすめの対策本です。
マーク時間の短縮:ぺんてる マークシートシャープペン
【商品名】ぺんてる マークシートシャープペン B 消しゴム 替芯セット AMZ-AM113B-SET 青
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最後は完全にテクニカル的な部分を改善するツールです。
シャープペンは通常、芯径が0.5mmですが、このマークシート用シャープペンは1.3mmと2倍以上の太さを誇ります。
このシャープペンを用いることで、マーク作業そのものの時間短縮をすることが可能です。わかりやすいように図式化してみました。
このようにマークシート用シャープペンを使うと、マークを塗りつぶす作業の所要時間がかなり短縮できます。
私の場合は、約半分くらい(1マーク約1秒)短縮できました。TOEICは100問ですので、100秒(1分40秒)短縮できたことになります。
大したことなくない?と思われるかもしれませんが、TOEICにおいては1分1秒でも時間に余裕ができると大きいと思います。特にPart5など、時間がかからず解ける問題に当てる細かい時間を確保できる意義が大きいです。
1週間の対策でスコア800達成
上記のツールを駆使して死にものぐるいで対策した結果、本番ではスコア800を達成できました。
リスニング「385」、リーディング「415」という結果でした。
当初の思惑通り、リーディングの点数が大幅に伸び、スコアアップにつながったのだと思います。
本来であれば、しっかり準備期間を設けて、じっくり対策すればより高いスコアも狙えるのだと思いますが、自分の弱点を把握して集中的に死にものぐるいで対策すれば、短時間でも成果は出せると感じた経験でした。
以上、私なり短期間のTOEIC対策法について紹介でした。
私は英語が喋れませんし、まだまだ精進が必要なレベルです。みなさんは英語力アップのためにどのような努力をしているでしょうか?
それでは!
morumoru