新米研究者の日常ブログ

新米研究者の雑記ブログ。某メーカーで研究者として勤務して早3年。研究者として経験したことをベースに、仕事や生活に役立つ知識・グッズの紹介、科学の雑学、日々感じることをひたすらに発信します!

人間の感情は本当にいい加減なものだと思う

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こんばんは、モルモル(@morumorublog)です。

 

しばらくブログを書くのをサボっておりました。

理由は、他に没頭することが見つかり、そちらを優先していたからです。

 

少し前までは、ブログが楽しくてしょうがなく、これ以上の趣味はないんじゃないかとさえ、思っていました。

 

しかし、他に興味があるものを見出した途端、熱が冷めてしまいました。

 

「熱しやすく冷めやすいタイプ」というフレーズはよく聞きますが、自分の今の状況も踏まえ、人間の感情は簡単に切り替わるし、本当にいい加減なものだと痛感しています。

 

 

きっかけがあれば感情はあっさりと切り替わる

私の今の現状がまさにこの通りで、一時期は時間を忘れて没頭していたブログであっても、他に興味のあることができた途端、ブログの優先順位は一気に下がってしまいました。

 

つまり、どんなに楽しく、自分が興味のあることであっても、たった1つのきっかけで簡単に感情(興味)が切り替わってしまったということだと思います。

 

振り返ってみると、これは必ずしも楽しいこと、興味のあることだけではない気がします。

 

仕事で重いミスをしたり、恋人に振られたり、ショックな出来事が起きて落ち込んでも、たった1つのきっかけで、あっさりと切り替わった経験が多いことに気付かされます。

 

このように、感情には楽しい、辛いと様々な種類がありますが、どんな感情であっても、たった1つのきっかけさえあれば切り替わる可能性があるように思います。

 

 

心理学的ホメオスタシスという考え方

話は変わりますが、「ホメオスタシス」という言葉はご存知でしょうか。

 

端的に言うと、「なるべく今の状態を維持しようとする働き」という意味だそうです。

基本的には、生理学、生物学において使われることが多いようです。

 

ホメオスタシス(homeostasis)は、「同一の状態」を意味するギリシア語が語源。生理学者W・B・キャノン(1871~1945)によって提唱されました。

ホメオスタシスは、外部の環境にかかわらず、一定の状態を保とうとする調節機能です。ホメオスタシスが働く具体例は、以下のとおり。

・気温にかかわらず、体温を36度程度に保つ。
・身体のなかに細菌などの異物がない状態を保つ。
・軽いけがをしたりかぜをひいたりしても、時間が経てば健康な状態に戻る。
・塩分濃度や血糖値など、体液の組成を一定に保つ。
・体内の水分量を一定に保つ。
・ダイエットを始めても、体重が減りづらくなる。

ホメオスタシスとは? 自分を “変える” メカニズムを解明! - STUDY HACKER|これからの学びを考える、勉強法のハッキングメディアより引用)

 

このように生体調節の概念として知られるホメオスタシスですが、心理学においても用いられるようです。

 

・心理学におけるホメオスタシスとは
心理学におけるホメオスタシスとは、「今のライフスタイルや環境をなるべく維持しよう」という心理です。心理的ホメオスタシスには、良い面と悪い面があります。

良い面は、私たちの生活に安定をもたらしてくれること。心理的ホメオスタシスがなければ、A社に入ったと思えばすぐに飽きてB社に転職したくなるというような、落ち着きのない不安定な生き方になってしまいますよね。

悪い面は、自分を変えたいとき、新しい挑戦をしたいとき、心理的ホメオスタシスが足かせとなってしまうこと。せっかく始めたランニングが三日坊主に終わってしまうのも、勉強する習慣がなかなか身につかないのも、ホメオスタシスが従来の習慣を維持しようとするのが原因なのです。

ホメオスタシスとは? 自分を “変える” メカニズムを解明! - STUDY HACKER|これからの学びを考える、勉強法のハッキングメディアより引用)

 

上記の文章をみると、心理、つまり「感情」についても、ホメオスタシスが働いているとも読み取れる気がします。

 

たしかに、楽しいことがあれば、いつまでもそれを続けたいし、そのサイクルを崩したくありません。

 

辛いことであれば、いつまでも自分を責めてしまったり、落ち込み続けてしまった経験があるので理解できます。

 

ですので、生体においては、肉体面・精神面のどちらにおいてもホメオスタシスが働いているということは、経験則的にも納得ができます。

 

しかし、上記の引用にも記載の通り、ホメオスタシスにもデメリットはあるため、脱却する必要性が生じることもあると思います。

 

例えば、辛い気持ちのとき、ホメオスタシスに従いいつまでも落ち込んだままでは、次の行動ができませんし、前を向けなくなってしまいます。

 

そのうえでは、感情のホメオスタシスからの脱却のポイントとなるのは、前項で述べた「きっかけ」なのではないかと思います。

 

 

感情のホメオスタシスを破る何かを探す姿勢が大事

生体においては、感情にもホメオスタシスが働いており、今の状況を維持したいという心理が働きうることを知りました。

 

現状維持とも言えますが、これにはメリットもある一方、新しいことに触れられなかったり、現状から抜け出さないといけないタイミングで抜け出せない、といったデメリットもあると思います。

 

これを解決するためには、自分が感情のホメオスタシスに曝されていることを認識して、そこから脱却するための「何か」を探す姿勢を持つことが重要に思います。

 

この「何か」は人によっても、状況によっても異なるので一概には言えませんが、とにかく今の自分の視野の外にあるものに目を向けることが大切なのではないでしょうか。

 

たった1つのきっかけで、楽しいことが移り変わっていけば経験の幅が出ますし、辛いことにも過度に落ち込まずに切り替えることができるのかもしれません。

 

感情なんてものはいい加減なもので、きっかけさえあればいくらでも切り替えることができてしまうという認識を持つことが大切に思います。

 

おまけ 「悩む」という行為は思考していない

最後におまけで。

 

辛い時や落ち込んんでいる時は、いつまでもくよくよしてしまうこともありますよね。

これも一種の感情のホメオスタシスなのではないかと思います。

 

普段Youtubeをよく見るのですが、本田翼さんの動画でこんな言葉がありました。

 

"人は、悩んでいるときは考えていない" (4:25くらい~)

 

www.youtube.com

 

悩んでいるときはあたかも必死に何かを考えて悩んでいるかのように思いがちですが、実は何も考えてないから、原因や解決策を考えたほうがいい、ということかと思います。

 

悩むというホメオスタシスから脱却するために、原因や解決策を考えてホメオスタシスから脱却する「何か」を見つけることが大事、とも解釈できる気がしました。

 

大好きな本田翼さんの動画でとても共感できるフレーズがあったので、ついでに紹介でした(最近ちょくちょく動画投稿してくれて嬉しい)。

 

 

 

というわけで、ブログの熱は少し冷めましたが、興味が完全に失せたわけではないので、今後も気まぐれに更新します。

 

今後ともよろしくお願いします!

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