こんばんは、モルモル(@morumorublog)です。
社会人になると、他の会社に勤める知人と話す機会が増します。
話を深めると、会社ごとに異なっていると感じる部分が多々あります。
お給料や人間関係など、切り口は様々ありますが、最も顕著に違いがあるのは職場環境に関することだと感じます。
「働き方改革」というワードがすっかり浸透しているご時世ということもあり、各所で独自の制度を設けていることも多いようです。
そこで今回は、職場環境を改善する(かもしれない)斬新なアイデアについて紹介したいと思います。
職場環境を改善するかもしれない斬新なアイデア
働き方改革とは言うものの、実際どんな手段があるんだろうか?
そんなシンプルな疑問から、職場環境を改善するアイデアを調べてみました。
その中で、特にユニークだと感じたものを紹介します。
シエスタ制度
「シエスタ」というワードを耳にしたことのある人は多いのではないかと思います。
平たくいえば、「昼休みに昼寝の時間を上乗せする」といったところでしょうか。
スペイン発祥の文化のようですね。
お昼ごはんを食べたあとは、どうあがいても眠くなります。
眠気をごまかして仕事するよりは、昼寝してすっきりしてから取り組んだほうが間違いなく効率がいいと私は思うので、個人的には大賛成な制度です。
一方、デメリットとしては、昼休みが単純に長くなるため、規定勤務時間を満たすためには、どこかでシエスタ分の時間を埋め合わせる必要もあるとのこと。
確かにこれはデメリットなのですが、例えば以下のような選択余地を設ければ、よりフレキシブルになるのかなと個人的には思います。
・シエスタ制度を利用するかは選択性にする
・シエスタ分の勤務時間を埋め合わせるための早朝勤務を認める
私はどちらかというと朝型人間なので、「早朝勤務+シエスタ+定時退社」の勤務がもし認められたら、もう大喜びです
シエスタ制度について以下の記事で詳細に取り上げられていたのでリンクします。
オフィスBGM
例えば、クラシックなどの落ち着いた音楽を聴くと、気持ちもリラックスして集中できそうなイメージがありませんか?
最近は音楽と性格・心情との関係を示唆する知見も得られてきているようなので、あながち間違いではないのかもしれません。
最近は、音楽を職場環境の改善においても取り入れるような考えもあるようです。
これをビジネスにしている会社もあるので、とても驚きです。
音楽と仕事のパフォーマンスに何かしら関係性があるのは、個人的な経験則的にはほぼ間違いないのではないかと思います。
一方で、大勢の人がいる職場において、これを実践しようとすると、個々人の音楽的な趣味趣向に違いがあるので、「音楽のチョイスが難しい」というでデメリットが生じてくると思います。
(実は、私も今の職場でオフィスBGMの取り入れを提案したことがありますが、上記の理由で却下されてしまいました)
音楽を流すだけならノーコストですし、もし批判的意見が多く出たとしても、すぐに取りやめることができるので、「物は試しに」やってみるのもいいかもしれませんね。
フリーアドレス
「フリーアドレス」というワードも最近はよく耳にする気がします。
個々人でデスクの位置を特定せず、働く席を自由に選択できるオフィススタイルです。
従来のオフィスの場合、デスクを個々人に割り振り、一人一台デスクが与えられ、そのデスクで働きます。
フリーアドレスの場合は、空いている席や自由な場所で働くことができるので、コミュニケーションの促進や、物を置かないため環境美化の観点のメリットが期待できるとのこと。
たしかに席が自由であれば、普段と異なる人と接する機会は増えそうですし、何より物を最小限にしか持てなくなるので、スペース管理的なメリットが大きそうです。
一方で、フリーアドレスを導入するためには、例えば以下のような基盤体制・設備が整っている必要があると思います。
・デスクがないため個人用の固定電話もない ⇒ 個人用の携帯電話の導入
・個人の書類管理スペースがなくなる ⇒ 書類管理の電子化
別の観点で、仮にフリーアドレスの導入をしても、結局は席が固定化されてしまうパターンも多いようです。
驚くべきことに、これを解決するツールをビジネスにしている会社もあるようです。
出社した時点で、席をくじ引きするようなシステムを提供しているようです。こんなニッチなニーズをよく見つけてくるなと、本当に感心してしまいます。
フリーアドレスは、導入するためのハードルはなかなか高そうですが、その反面、劇的に職場環境を変えるポテンシャルは秘めていると思います。
テレワーク(リモートワーク)
「テレワーク」
2020年3月、このご時世で特に登場頻度の増したワードではないでしょうか。
意味はいわずもがなですが、自宅で会議参加や作業をすることができる制度です。
実際に取り入れている会社も、ここ最近増えてきているようですね。
「家で仕事する」と聞くと、物凄く魅力的なのですが、実際のシチュエーションを想像すると、業務効率が落ちそうだなとも感じます。
理由としては、テレワークの場合、基本的にはメール媒体でのやりとりになることが想像できますし、職場では口頭で直接話せば数分で済むことも、いちいちメールを使わなければいけないのではないかと思うからです。
テレワーク制度に縁のない私なので、どのようなツールが用いられるのかも知らないがゆえの考えでしたが、少し調べてみると、この問題を解決できそうなツールもあるようでした。
チャット、ビデオ通話、タスク管理機能などを一挙に担ってくれるツールのようです。
これがあれば、口頭で済むことはビデオ通話、それ以外はチャット(メール)といったような使い分けができそうです。
新しい斬新な制度が出てくるのも良いことだと思いますし、それに対応するツールも同時に普及すれば、制度導入もしやすくなると思います。
朝方勤務制度
残業時間削減を目的として、早朝勤務を促進しつつ夜の残業を減らすための制度です。
伊藤忠商事で実際に取り入れていた制度のようですね。
早朝勤務(5:00~8:00)をした場合、インセンティブとして深夜勤務と同様の割増し賃金を支給するとのことです。
8:00前の始業の社員に対しては、健康面を考慮して朝食(軽食)も提供されるらしい。
早朝勤務をただ認めるだけでなく、インセンティブを設けることで、早朝勤務を促している点が特徴だと思います。
朝方人間にとっては、夜残業の時間が減りますし、しかも朝ごはんも出て賃金も割増と、メリットしかない制度なのではないでしょうか。
(実際、夜の残業時間が本当に削減されているのかは別として)
個人的には、めちゃくちゃに羨ましい制度です。
日本人はもっと、アフターワークの時間を大切にする考えを重視したほうが良いと思いますし、その考えを実践するうえではとても良い制度だと個人的には思います。
以上、職場環境を改善する(かもしれない)斬新なアイデアの紹介でした。
職場環境・働き方を改善しようとすると、自由度・フレキシブルさを取り入れる方向性になるものと思います。
それに付随して、フレキシブルさに耐えられるような基盤体制や設備が必要になってくることも重要な点であり、今回紹介したような斬新な制度を取り入れるうえでのハードルにもなっていると思います。
このようなハードルを乗り越えるために、様々な便利ツールが開発され、世に普及することが望まれるのではないかと思います。
皆さんの職場では、なにか面白い制度を取り入れていますか?
それでは!