新米研究者の日常ブログ

新米研究者の雑記ブログ。某メーカーで研究者として勤務して早3年。研究者として経験したことをベースに、仕事や生活に役立つ知識・グッズの紹介、科学の雑学、日々感じることをひたすらに発信します!

テレワークがしんどい理由。改善するためには?

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こんばんは、モルモル(@morumorublog)です。

 

勤務先では、少し前からテレワークが始まり、緊急性の高い業務(主には実験)がある場合を除き、基本的に在宅勤務となりました。

 

私は今のところ、在宅と出社を 7 : 3 くらいのペースで繰り返しています。

 

テレワークが始まる前は、"通勤時間もカットされるし、いつもと違う環境で仕事ができるから新鮮だな" といったポジティブな印象をもっていました。

 

しかし、実際にテレワークをしてみると、かなりしんどいものでした。

自分には在宅勤務が向かないことを痛感しています。

 

時間が経てば慣れてしまうものと思いますが、これまでとのギャップを感じる点が多く、ストレスになってしまっているものと思います。

 

というわけで「ただ語りたいだけ その4」として、テレワークがしんどいと感じる理由と改善策を考えてみました。

 

 

紙媒体に頼りすぎていた

普段仕事をするうえで、実験をするとき以外は、基本的にパソコンとにらめっこしています。

 

実験が全くない(あるいは他の人に任せている)ときは、週のほとんどをデスクワークで過ごすこともあります。

 

研究職の仕事のなかでも、書類(契約書など)にサイン・印鑑が必要な場合は、紙媒体を用いることはあります。

 

それに加えて、研究を進めるなかでは、論文や資料を見ることも多々あります。

 

ここからは人それぞれですが、論文をパソコン画面上でそのまま見る人もいれば、紙に印刷して読み込む人もいます。

 

私は後者の、紙に印刷して見る派でした。

 

理由としては、パソコン画面上だとなんとなく読みづらい印象があるのと、文字を書きこめないことが挙げられます。

(PC上でもメモを挿入することはできますが、手書きでないとしっくりきません)

 

このような状況でテレワークに突入すると、家にコピー機がない限り、論文や資料をパソコン上でしか見ることができないことが想像以上にストレスでした。

 

研究職のデスクワークにおいては、情報を横断的に素早く整理する力がとても重要なので、自分にあった情報収集・閲覧法を見つけることが重要だと感じます。

 

そのため、テレワークにおけるこの不満点は、私にとっては結構致命的です。

 

ストレス要因の一つに、視覚的に見づらいという点があるので、家ではデュアルモニターを導入し、大画面で論文・資料を閲覧するようにしています。

 

しかし、それでも紙よりも不便な印象があり、まだ完全に改善はできていません。

 

紙資源の節約の観点からも、無駄に印刷するのは避けなければいけないのですが、本腰入れて読み込みたいときは、どうしても紙媒体でないとしっくりきません。

 

この機会に、パソコン画面上でもストレスフリーに情報閲覧できるような工夫を今後も検討したいと考えています。

 

 

圧倒的な孤独感

私の場合、テレワークの日は基本的には家で1人で作業することになります。

 

出社して職場にいるときは、当然周囲には人がいて、仕事の話はもちろん、たまに雑談をすることもありました。

 

テレワークにおいては、周りに人はおらず、面と向かって会話をすることはなくなってしまい、孤独感を強く感じています。

 

メールや電話での連絡、時にはビデオ通話を用いて会議をすることもありますが、それでも直接会っていたときほどの感覚はないです。

 

さらに、連絡の内容は仕事の話オンリーで、ちょっとした雑談すらもなくなってしまいました。

 

仕事中なので、過度な雑談は不要と思いますが、完全になくなってしまうのも正直辛いものです。

 

職場で仕事をしているときは、人が少ない静かな環境の方が効率が上がるのではないか?と思っていた時期もありました。

 

実際そのようなタイプの人もいるとは思いますが、私の場合、孤独感という別の観点でデメリットがあることに気づきました(ただの寂しがり屋?)

 

これを克服するのはなかなか難しいですが、孤独感を感じないレベルまで仕事に没頭することや、休憩時間に仲の良い人に雑談目的で連絡をとってみることなどを考えています。

 

失って初めてわかる大切さとはこのことだと、しみじみしています。

 

連絡手段の制限

上述の通り、テレワークにおいてはその場には自分しかおらず、他の人に連絡を取る際は、基本的にメールか電話を用いることになります。

 

今のところ、メールか電話の連絡手段があれば、仕事に大きな支障はないです。

 

一方で、ちょっと疑問に思ったことや、仕事に関連するけれども雑談レベルでディスカッションしたい内容に関しては、メール・電話というツールが使いづらいことにストレスを感じています。

 

業務上、明らかに必要な情報の確認はメールか電話を使用することに違和感はないのですが、上述のような、ふとした疑問・発想を共有したいときは、メールや電話ではどうもかしこまった雰囲気があり、使いづらい印象があるのです。

 

あくまで私の考えですが、研究者という職種においては、業務内容から派生した疑問や発想を、周囲の人と日頃から共有しておくことはとても重要だと感じています。

 

そのディスカッションの中から、研究課題に対する新しい方向性・考え方を見いだせることがときどきあるからです。

 

しかもそれは、メール、電話、会議といったかしこまった形式ではなく、あくまで雑談のような雰囲気のなかで共有されるのがベストと考えています。

 

かしこまった形式だと、思考や発想が制限される印象があるためです。

 

そこで、テレワークの息抜きも兼ねて、ビデオ通話などで定期的に雑談できるようなシステムがあればよいのかもなあと思います。

(テレワークにストレスを感じている人がどれだけいるのかはわかりませんが)

 

 

 

以上、テレワークという今まで経験したことのない働き方に触れてみて、ストレスに感じたことを紹介しました。

 

思ったよりも不便な点が多いのが正直なところですが、通勤時間がなくなったことなどメリットも感じてはいます。

 

テレワークの不満点の解決には、システム面からの改善が必要であることも多く、なかなかすぐには成し得ないことだと思います。

 

それでも、今の状況下でなんとかして働くしかないので、時間をかけて慣れていこうかと思います。

 

最後まで読んでいただき有難うございます。

それでは!

 

~ただ語りたいだけシリーズ継続中~

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