新米研究者の日常ブログ

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「メンタルの強さ」には2種類のタイプがある

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こんばんは、モルモル(@morumorublog)です。

 

テレワークでの勤務体制が徐々に解除になり、会社に出社して仕事をする時間が増え、徐々にですが元の日常に近づきつつあります。

 

テレワークはメリットがある一方で、いくつか不満もあり、良い経験となりました。

 

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特に、対面でのコミュニケーションがとれないことが大きな不満の1つでした。

 

最近は出社するタイミングも増え、この不満は解消されつつありますが、対面であるがゆえの不満点も改めて痛感しています。

 

それは、対面で高圧的な態度や強い言動をされると、よりストレスが溜まり、メンタルに影響するということです。

 

私の上司は、指示の内容は的確であるものの、どこか人を見下したような高圧的な態度をとることが多いです。

 

対面で話しをしていると、そこまで言わなくて良くないか?もっと言い方があるだろうと思えるような発言が多々あります。

 

同じ部署の部下の中には、この高圧的な言動に悩んでいる人がいる一方、何とも思っていないかのように平然としている人もいます。

 

これは人それぞれの「メンタルの強さ」が異なっているからだと感じます。

 

その人たちをよく観察していると、メンタルの強さには2種類のタイプがあると感じたので、紹介してみます。

 

 

そもそもメンタルの強さとは

そもそも「メンタルの強さ」とはどういう意味なのでしょうか?

 

以下の記事では、このように紹介されていました。 

 

そもそも「メンタルが強い」って具体的にどういう意味?

メンタルが強い人とは、どんなことがあっても自分を保てる強い精神力を持つ人を指します。

トラブルが起きても慌てない、逆境でもくじけない、プレッシャーに強いなど、感情によって精神力が左右されることなく、いつでも同じパフォーマンスを安定して発揮できる人のことです。

さらに、逆境やプレッシャーすら糧にして、より高い成果を出せそうと奮起する人もいるでしょう。

メンタルが強い人の特徴10選|精神力診断&強いメンタルの作り方とは | Smartlogより引用)

 

要するに、何があってもくじけない精神力をもっているということだと思います。

 

予期する/しないトラブル、逆境に曝されても、慌てずに冷静に対処できるような精神状態を保てる人、ということかと思います。

 

トラブルや逆境を完全に避けることはできないことを踏まえると、メンタルの強さは、そのようなイベントが起きたときに、それらをどのように対処しているかという点に秘密がありそうです。

 

私の身の回りのメンタルが強い人も、トラブルや逆境に曝される機会が少ないのではなく、むしろ他の人よりもその機会が多いようにすら思います。

 

 

メンタルの強さには2種類ある

メンタルが強い人を観察していると、大まかに2つのタイプに分けられるように思います。

私の身の回りにいる人を例に紹介してみます。

 

ストレス要因を受け流すタイプ

1つ目は、「トラブルや逆境などのストレス要因を受け流すタイプ」です。

 

このタイプは、ストレス要因をそもそも自分の中に過度に取り込んでおらず、メンタルに影響するような状態にさせていないように思います。

 

私の職場のメンタルの強い人にインタビューしてみたところ、以下のような思考回路をしているそうです。

 

① 上司と課題Aについて話し合う

② 上司が高圧的な態度・発言をとる

③ 課題Aの解決という観点で、重要なのは上司の指示内容であり、上司の態度は一切関係がなく気にしても意味がない

④ 上司がどんな態度をとろうが、メンタルには影響しない

 

この人をよく観察すると、上司に高圧的な態度をとられた時、一瞬ムッとしたような表情をするのですが、その後すぐさまいつも通りの表情に戻るのがわかります。

 

まさにこの瞬間、高圧的な態度・発言というストレス要因を受け流しているのだと思います。

 

(ちなみにこの人は、会社で行われるストレスチェックのテストでいつも、「ストレスがほとんどない」という診断結果になるそうですが、受け流す工夫をしているだけでストレスがないわけではないと、診断結果にストレスを感じているようです。)

 

相手の態度や発言にムッとしたり、苛ついたりしてしまうタイミングは少なからずあります。

 

そこで、一歩引いてみて自分が向き合っている本質(上記の例で言えば課題A)に立ち返ってみると、相手の態度や発言などはどうでもよく、気にしても意味がないことに気づけるのかもしれませんね。

 

傷つくけど回復が早いタイプ

2つ目は、「ストレス要因に曝されて傷つくけど回復が早いタイプ」です。

 

このタイプは、ストレス要因を自分の中に取り込み傷つきますが、それを癒やすための工夫を取り入れることで回復することができていると思います。

 

私の職場の人にはこのタイプが多い気がしており、実際に話してみたところ、以下のような例がありました。

 

① 上司と課題Aについて話し合う

② 上司が高圧的な態度・発言をとる

③ その態度・発言に腹をたてる、後になっても引きずる、気にしてしまう

④ そのストレスを発散するために、仕事以外のことに打ち込む/仕事で上司を見返す

 

このタイプはストレス要因を受け入れてメンタルに少なからず影響がでてしまうため、メンタルを立て直すための何らかの工夫をしていると思います。

 

お気に入りの食べ物/飲み物を楽しんだり、趣味に没頭するなどはわかりやすい例に思います。

 

私の職場では、仕事で受けたストレスは仕事で挽回する、といった思考回路を持っている人も少なからずいます。

 

上司に理不尽な態度・発言を受けたならば、上司が一言足りとも文句を言えないような完璧な仕事ぶりで見返す、といったことを実践している人も見たことがあります。

 

たしかに、仕事で受けたストレスを仕事の中で挽回できると、満足感・高揚感はより高くなるような気がします。

 

このように、ストレスを受けメンタルに影響がでることを割けられない場合は、どうやって立ち直るかを自分なりに考えて実行することも重要と思います。

 

 

まとめ とにかく気にしすぎたら負け

私の職場で見る人の事例を踏まえて、メンタルの強さについて、「ストレス要因を受け流すタイプ」、「傷つくけど回復が早いタイプ」の2種類を紹介しました。

 

薬で例えると、前者が「ワクチンタイプ」、後者が「治療薬タイプ」とも言えるかもしれませんね。

 

病気(メンタルが傷つく)になる前にワクチン(受け流し術)を使える人もいれば、病気にはなってしまうけれども、自分なりの治療薬(ストレス発散術)を使える人もいるのだと思います。

 

強いメンタルを保つうえでは、より上流でストレス要因を防ぐという意味では、「ストレス要因を受け流すタイプ」がより好ましいのかもしれません。

 

一方、どうしても受け流せないこともあるので、その時にはしっかりストレス発散するような2段構えの考え方が重要なのかもしれませんね。

 

ストレス社会と言われる現代ですが、ストレス要因はできる限り受け流し、なるべく楽に生きたいものです。

それでは!

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