新米研究者の日常ブログ

新米研究者の雑記ブログ。某メーカーで研究者として勤務して早3年。研究者として経験したことをベースに、仕事や生活に役立つ知識・グッズの紹介、科学の雑学、日々感じることをひたすらに発信します!

適度な忙しさはパフォーマンスを上げる

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こんばんは、モルモル(@morumorublog)です。

 

仕事をしていると、忙しさの波があると思います。

 

業界によっては繁忙期があったり、突発的な業務に追われることもあります。

 

仕事が忙しいと心身ともに疲れるので、"なるべく仕事量を減らしてほしい" と感じることがあります。

 

一方で、やることがなくなってしまうほど仕事が暇になってしまうと、主に精神的な面で悪い影響がでて、パフォーマンスが落ちるとも感じるのです。

 

あくまで私の感覚ですが、仕事は「適度に」忙しい方が、総合的にパフォーマンスが上がるように感じます。

 

今回はこれを少し深堀りしてみます。

 

 

適度に忙しいほうがパフォーマンスが上がる

私が現職に就いた頃、職場の指導体制があまり整っておらず、放置される時間が多かったです。

 

その中でも仕事は多少振られますが、時間に対して業務量が少なく、正直暇でした。

 

このときの精神状態としては、"時間ありすぎて暇だ" "なんで全然指導してくれないんだ" など、業務に関係のないことを考えてしまい、とてもネガティブな気持ちでした。

 

結果として、与えられた少ない業務でさえ、だらだらとこなしてしまい、精神的にもパフォーマンス的にも最悪の状態でした。

 

そんな時期もありましたが、今となっては当たり前のように仕事を振られまくる毎日です。

 

忙しくて大変と解釈できる一方で、精神的には充実した気分である時間のほうが多く、仕事をこなす効率(パフォーマンス)も明らかに向上していると感じるのです。

 

単純に経験値が増えたことの影響もあるとは思いますが、今現在でも、仕事を片付けきって一時的に暇になることはあり、その時の心情は入社当時と同様でネガティブであり、パフォーマンスも著しく落ちていることを感じます。

 

よって、仕事の忙しさとパフォーマンス(精神面と仕事効率)はある程度相関しているように思います。

 

図式化すると以下の通りです。

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暇な時に比べて、「適度に忙しい」時はパフォーマンスが向上します。

一方で、忙しすぎると、パファーマンスは逆戻りです。

 

この適度に忙しい状態を「ゾーン」と心のなかで呼んでいます笑

 

主にはスポーツで使われる言葉に思います。

 

私の経験から、現象論としては間違いのないことだとは思うのですが、なぜ適度に忙しいとパフォーマンスがあがるのか、明確な理由はわかりません。

 

ある程度忙しさ(体を動かしたり、頭を使ったり)がある方が、常に行動・思考回路が惹起されている状態で、効率が良くなるのかもしれません。

 

やることがなければ、行動・思考回路を動かす必要がなく、鈍ってしまう(あるいは関係のない方向に働いてしまう)のかもしれません。

 

いずれにせよ、ゾーンを維持することはパフォーマンスを保つうえで重要と感じます。

 

ゾーンを継続するための方法

ゾーンを継続するためには、それ以外の領域、つまり「暇な状態」と「忙しすぎる状態」から脱却する必要があると思います。

 

それぞれについて、私なりの解決策を紹介します。

 

暇な時はやることを自分から見つける

「暇な状態」から脱却するためには、やることを自分から見つける必要があります。

 

文字にすると当たり前ですが、意外と難しいことだと思います。

 

仕事であれば、周囲から振られる前に仕事を生み出すということなので、現状を整理する力、俯瞰する力、問題提起する力が必要になります。

 

特に必要なのは、問題提起する力だと感じます。

 

現状を把握することはできても、そこから課題を見出して、問題提起(=仕事を生み出す)できる人は限られているように思います。

 

暇なときだからこそ、甘んじてだらだらと過ごすのではなく、自分の周囲の環境をじっくりと洞察することが重要なのかもしれません。

 

そこで課題が見つかれば、「適度な忙しさ」を得ることができ、パフォーマンスも向上し一石三鳥くらいの価値があると思います。

 

忙しすぎる時は可能な限りやることを削る

「忙しすぎる状態」から脱却するには、可能な限り目の前にあるタスクを切り捨てることが必要に思います。

 

もちろん、切り捨てたくても切り捨てられない状況もあるとは思いますが、そこまでいくと極端な例になってしまうので、また別問題と思います。

 

可能な範囲というのは、例えば、タスクの優先順位をつけて、優先度の低いものは思い切って大幅に後回しにするといった工夫です。

 

タスクそのものをなくす代案を提示できればベストですが、そんなことはそうそう起きないので、優先順位をつけて調整することが一番現実的な手段と思います。

 

タスクを少しずつ減らせば、「適度な忙しさ」に戻ることができ、パフォーマンスも向上することと思います。

 

日常生活でもゾーンは発動できる

ここまでは、主に仕事を想定した内容でした。

 

このゾーンについて、必ずしも仕事だけでなく、日常生活においても生じるものと思います。

 

おそらく、よく使われるゾーンの意味合いとしては、スポーツ選手が試合中に極限の集中状態に入り、著しくパフォーマンスが向上することではないでしょうか。

 

この「集中状態」を「忙しさ」に置き換えたのが、仕事におけるゾーンだと感じます。

 

スポーツにおいては、リラックスしすぎても、緊張しすぎてもダメで、「適度に集中」している状態(=ゾーン)が最もパフォーマンスを高めているということなのかもしれません。

 

このように、ゾーン発動の状況は何にでも置き換えられる気がします。

 

今まさにこの記事を書いている瞬間も、ゾーンに近い感覚を得ています。

 

「適当に書きすぎてもだめ」「文章やレイアウトを細部にこだわりすぎてもだめ」

 

この2点を意識して、まさに "ちょうど良い" 感覚に支配されており、ほぼノンストップでここまで書き進めています。

 

このように、生活のあらゆる場面で、ゾーンに入ることを意識すると、精神的にも充実し、良い成果が得られるのかもしれませんね。

 

以上、忙しさとパフォーマンスの関係性について、持論を紹介しました。

 

ゾーンというとスポーツをイメージしますが、よくよく考えてみると、あらゆる場面で発揮しうる、人間の優れた能力の一つに思います。

 

この能力を上手く制御して、最大効率で作業を進めたいものですね。

それでは!

 

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