新米研究者の日常ブログ

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見やすいパワーポイント資料の作り方 すぐ実践できる3つのコツ

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こんばんは、モルモル(@morumorublog)です。

 

仕事をしていると、成果や進捗をプレゼンテーションする機会があると思います。

 

その際、プレゼン資料をPowerpoint(パワーポイント)を使って作成することが多いかと思います。

 

プレゼンに限らず、お店のポップアップ広告やチラシなどもパワーポイントで作ることがあるようです。

 

パワーポイント資料を作る際、重要なのは「見やすく、わかりやすい」ことです。

 

第三者に理解してもらうことが目的なので、気を使わなければいけない部分です。

 

私が初めてパワーポイント資料を作成したのは、大学に入ってからでした。

 

当初の資料のクオリティは目も当てられないもので、第三者に添削してもらうと原型を留めない状態で返ってくる有様でした。

 

そんな私でも、「見やすさ、わかりやすさ」について調べ、実践してきた結果、ある程度改善されてきたと自負しています。

 

そこで今回は、「見やすいパワーポイント資料の作り方」と表して、私が実践しているコツを3つのカテゴリーに分けて紹介します。

 

★資料のデザインに関して、こちらの書籍が非常に参考になります。さらに詳しいテクニックを習得したい方は、ぜひご購入してみてください。

 

文字(フォント)

おすすめフォントは「Meiryo(メイリオ)」

スライドをスクリーンに映してプレゼンする際は、「メイリオ」がおすすめです。

 

同じゴシック系列の文字体の中でも、文字が大きめであり、視認性が良いです。

 

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一方、紙媒体の資料を作成するときは、必要に応じて他のゴシック体を検討しても良いと思います。

 

理由はわかりませんが、メイリオは遠くから文字を見るときには抜群の視認性がありますが、近くの文字を見るときには、他のゴシック体の方が見やすい印象があります。

 

とはいえ、基本的にメイリオを使えば、見づらいという印象は与えづらいと思います。

 

 

フォントサイズは最低16pt

文字の大きさは、視認性に直結するので重要です。

 

フォントサイズは 24pt を基準に、状況に応じて変更するのが良いと思います。

 

状況というのは、見出しであれば 24pt より大きく、注釈であれば 24pt より小さく、といった具合です。

 

この際、フォントサイズの最低値は 16pt を意識すると良いです。

 

経験上、16pt 以下のフォントサイズになると、小さすぎる印象があり、視認性が著しく落ちる印象があります。

 

シチュエーションに応じて、臨機応変にフォントサイズを変えることは問題ないと思いますが、視認性の観点から下限値を決めておくことが重要だと思います。

 

フォントカラーは3色まで

文字を強調したいとき、このようにフォントカラーを変更することは有効です。

 

ただし、文字の色は必要以上に増やさず、ベーシックカラーの黒も合わせて最大3色が好ましいと思います。

 

強調色に多くの色を使いすぎると、どこが重要なのかわかりづらくなり、視認性も悪くなります。

 

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私のおすすめは、「黒、」の3色です。以下のような振り分けで使います。

 

黒:本文のベーシックカラー

赤:一番強調したいところ

青:個人的な見解や補足情報(本文とは区別したいところ)

 

基本的には、黒と赤の2色、赤を使うほどではないけれども強調したい部分は青、といった具合で使っています。

 

 

ベーシックカラーに「真っ黒」は使わない

あらゆるドキュメント作成ツールにおいて、ベーシックカラーはデフォルトだと真っ黒(#000000)です。

 

真っ黒のままでも大きな問題にはなりませんが、このように太字にした時、真っ黒のままだと目に負担がかかる印象があります。

 

そこで私は、特に太字を使用する際は、真っ黒から少し薄くした黒を使っています。

参考までに、パワーポイントとはてなブログでいつも使う薄い黒を紹介します。

 

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太字にする際は、上記の薄めの黒を使っています。

 

必要に応じて、太字でない部分も全て、薄めの黒を使うこともあります。微々たる差だとは思いますが、意外と印象が変わるテクニックです。

 

 

スライドデザイン

スライド1枚に載せる情報は必要最低限にする

スライド1枚に必要以上の情報を詰め込みすぎると、内容が煩雑になり、視認性も悪くなります。

 

スライドごとにテーマを決め、そのテーマに沿った情報を厳選して記載することを意識すると良いと思います。

 

考えてみると当たり前のことなのですが、スライドを実際に作ってみると、「あれもこれも必要だ」と考えてしまい、情報を詰め込みがちになります。

 

プレゼンテーションであれば、必ずしもスライドに記載しなくても、口頭で伝達する手段もあるので、スライドは必要最低限の情報を載せることが重要です。

 

なるべく図表やグラフを用いる

ただの文章よりも図表、グラフのほうが視認性が高く、内容理解もスムーズです。

 

「全ての情報を図表かグラフで表現できないか」という観点でスタートとして、どうしようもない場合は、文章として記載する、といった考え方が良いかと思います。

 

例えば、並列的な情報があった場合は、表にするとわかりやすいです。

 

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文字や図表がはみ出さないようにレイアウトする

スライドは四角形をなしており、この中に文字や図表を書き込んでいきます。

 

文字や図表の位置関係がスライドの中で凸凹してしまうと視認性が悪くなります。

 

ですので、スライド内の情報が不自然にはみ出さないようにレイアウトすると視認性が向上します。

 

実は、この記事のアイキャッチもパワーポイントで作成していますので例示します。

 

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このように、全ての情報は点線で示した枠内にピッタリ収まっています。

 

スライドの中の情報を、不自然にはみ出ないようにレイアウトするだけで、見やすい印象を与えることができます。

 

強調したい箇所は「灰色ボックス」を使う

強調したい文章があるとき、文章の背面にボックスを置くことで強調できます。

 

私が見る限り、このボックスの色使いは、本当に個性がよくでる部分で、人それぞれ好きな色を使っているように思います。

 

いずれの色を使った場合でも目立つため強調性には問題ありませんが、特におすすめしたいのは「灰色ボックス」です。

 

このように、私がよく使うボックス強調の色です。

 

ボックスを使う時点でかなり目立つため、控えめの色を使っても強調できます。

灰色は視認性が良く、目立ちすぎないのでボックス強調に最適です。

 

 

シチュエーションに合わせた気遣い

パワーポイントで作成した資料を使うシチュエーションは様々です。

 

・会議でスクリーンに映したり、紙媒体で配布する場合

・お店のポップアップ広告やチラシで使用する

 

シチュエーションに応じて、読み手の状況も変化します。

 

スクリーンに映す場合は、読み手は資料を比較的遠くから見ることになります。

 

一方で、紙媒体の場合は、読み手は手元で資料を見ます。

 

このように読み手の状況に応じて、資料のレイアウトも変化させる必要があります。

 

例えば、スクリーンに映す場合は文字を大きくしなければなりませんし、紙媒体であれば文字は小さめでも問題ありません。

 

このあたりはケースバイケースですので、実際に資料を試作してみて問題がないか試行錯誤すると良いと思います。

 

上述のテクニックを基準に、状況に応じてカスタマイズすると良いかもしれません。

以上、見やすいパワーポイント資料を作るうえで私が気を使っているコツを紹介しました。

 

資料のレイアウトは、内容の本質ではないですが、第三者に伝えるという観点では非常に重要な要素です。

 

せっかく良い内容であっても、レイアウトが悪いがために第三者に魅力が伝わらないともったいないです。

 

レイアウトやデザインはこだわりだすとキリがないですが、創作意欲が掻き立てられる部分でもあるので、楽しみながら習得できると良いのかもしれませんね!

 

本記事が、パワーポイント資料を作成する方々にとって少しでも有益なものになれば幸いです。

それでは!

 

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